私は3年前にiPhoneの修理ビジネスで起業しました。オープンしてから今まで一切赤字になったことが無いことはもちろんですが、お金を借りるなど資金を調達したこともありません。
初期投資は低額でしたので、起業してから2ヶ月以内に回収ができました。その後は黒字続きです。
ここまでリスクが少なく、しっかりとリターンが見込めるビジネスはiPhone修理以外に無いかもしれません。
ナゼiPhone修理ビジネスに興味をもったのかといえば、低資金で開業することができ、運転資金もあまりかからず、利益率が良いビジネスモデルだったからです。
目次
低資金で始められる理由
iPhone修理店は初期費用や運転資金を抑えることができます。
家賃を抑えることができる
iPhone修理店は飲食店や物販のお店と異なり、好立地のところにお店を構える必用がありません。人通りが良いところの方が良いのは当然ですが、家賃の問題があります。
iPhoneの修理のお客さんは修理という目的を持って来店されます。歩いていてたまたまお店があって、入ってもらうカフェのような場所は不要です。
よって、路面店ではなく、雑居ビルの空中階でも事業ができます。メイン通りから外れていても問題ありません。
また、スペースもテーブルとイスが入る広さであれば、問題ありません。私は3坪のお店を借りました。スペース的にはまったく問題なく営業ができています。
このように、お店の立地条件を問わず、広いスペースも不要なので、家賃がとても安くて済みます。中には自宅をお店にしたり、出張修理のみで営業しているお店もあります。
内装費など設備投資がほとんどない
お店を経営するとなれば、設備投資が高額になります。規模にもよりすが、飲食店で例をみると、1,000万円以上かかることも不思議ではありません。
しかしiPhone修理店は先ほどお伝えした通り、テーブルとイス、そして、修理を行なう工具があれば問題ありません。車を修理するような大型の機械なども不要です。ドライバーが数本あればできます。
看板の設置くらいはした方がよいかもしれませんが、私のお店はネットを見て来店されるので、特にお店の外には看板も出していません。(ブラックボードにiPhone修理店と書いているくらいです)よって、設備投資がほとんどかかりませんでした。
費用があまりかからない=リスクが低いビジネス
といえます。
利益率が良い理由
iPhoneの細かなパーツの仕入はとても安く手に入ります。例えば、ボタンを修理するために、900円でパーツを仕入れて、修理を6,800円で提供しています。
物販のように、仕入れたものに利益をのせて提供するだけではなく、修理サービスも提供するかたちになり、利益率がとてもよいのです。しかも、修理にかかる時間は1件あたり1時間もかからないケースがほとんどです。
そしてアクセサリーも売れます。
スマホのアクセサリーしか販売していないお店もあるくらいですので、それだけでも利益が取れるのです。
それだけではありません。まだ魅力があります。
日本はiPhoneが大人気
日本ほど、iPhoneユーザーの割合が多い国はありません。スマホユーザーの約半分がiPhoneと言われています。
世界でみると、Androidユーザーの方が割合は多いのですが、ここまでiPhone修理ビジネスに適した国はありません。
iPhoneの長期利用者が増加傾向
1、格安SIMの影響
格安SIMの利用者も近年増加傾向にあります。この影響で、同じスマホ(端末)を長く利用するユーザーが増えました。最初はiPhoneをドコモやauなどで購入し、2年の契約期間が満了した後は、格安SIMに移行する流れが多く見られます。
機械ですので、長く利用すれば必ずバッテリーなどの劣化や故障があります。また、できるだけ安く済ませるために格安SIMを利用しているユーザーですので、メーカーの修理よりも、一般の安いiPhone修理店が好まれています。
2、最新機種の性能の鈍化と高額な端末の影響
iPhone6の発売から約3年経ちますが、外観はもちろんのこと、性能に大きな変化が見られなくなりました。新しい機種にそこまで魅力が無いことと、端末代が高くなってきていることも重なり、最新機種への機種変更のペースが鈍くなっています。
よって、iPhoneが故障したときの選択肢に最新機種に機種変更してしまう方法がありましたが、端末代金が高く、そこまで性能に変わりが無いのであれば、そのまま使い続けるために、安く修理を希望されるユーザーが増えています。
このような影響もあり、2年で機種変更をするのではなく、3ー4年と長くiPhoneを利用するユーザーが増え、修理の需要も高まっています。
iPhone修理店の認知度が上がってきた
かつてはニッチなビジネスと言われていたiPhone修理も、認知度が上がってきました。
iPhoneが発売された当時は当然ですが修理店はなく、1、2年後に数店出てきましたが、まったく認知されていない状況でした。
そもそも、携帯電話を携帯ショップではないところで修理をするという考えがありませんでした。
しかし、iPhoneユーザーの増加とともに、ガラケーと比べると耐久性が劣り、メーカーの修理が高くデータが消えるため、一般の修理店の需要が高まり認知度も向上しました。
今ではiPhoneが故障した時の選択肢の1つとして、安くデータが消えずに修理ができるお店として選ばれる機会も増えてきました。
このようにiPhone修理の需要が多いこともビジネスの魅力の1つです。
しかし、良いことばかりではありません。ビジネスのデメリットを確認しておくと、
iPhone修理ビジネスのデメリット
競合が多くなっている
魅力があるiPhone修理ビジネスですので、はやり参入業者も多く数年で競合店が増加しています。
しかし競合が無いビジネスがそもそもありません。ビジネスを行なう上で当然のことでもあります。
メーカー修理が豊富になってきている
5年ほど前はメーカー修理となると、全国に数少ないアップルストアに持って行くか、日数がかかる郵送で修理を行なうしか方法がありませんでした。
しかし、現在はメーカーの正規代理店が増えており、近くでメーカーと同じサービスを受けることができるようになってきました。
しかし、メーカーの修理は基本的に本体交換による対応ですので、保証に入っていなければ高額になり、データが無くなってしまいます。しかも保証も2年までですので、本格的に故障が増えてくる2年以上利用しているユーザーは結局メーカーには出さす、正規外の修理店に頼る人が多くみられます。
メーカーも過去と比べれば、利用しやすくはなっていますが、まだまだ「データが消えない」「安く修理ができる」「保証が切れている」などの理由から、正規外のiPhone修理店が選ばれています。
デメリットも上げておきましたが、そもそもビジネスにデメリットやリスクが無いものは存在しませんので、やはりどれだけ魅力があるビジネスであるかに焦点をおいて考えた方が良いと思いました。
リスクが限りなく低いビジネスモデルと判断し妻からもGOサイン!
家族がいると、やはりどうしてもリスクを考えます。1,000万円〜3,000万円投資しても、なかなか投資分を回収できず、利益が残らないようなビジネスでは不安で仕方がありません。
1,000万円以内だったとしても、躊躇するのは当然です。
しかし、前述の通り初期投資が少なく、運転資金も低額であれば、万が一の場合でも被害が少なくて済みます。
そう思いiPhone修理ビジネスで起業したのですが、サラリーマンの月収を裕に超える収入を得ることでできた上に、初期投資も2ヶ月で回収できたので、本当にリスクが少ないと実感しました。
しかし、
私が1つ失敗したかな、、と後悔していること
それは、iPhone修理ビジネスで起業するためにフランチャイズに加盟してしまったことです。
当時、ノウハウを得るにはフランチャイズに加盟することが一番だと思っていました。ノウハウを得るためには加盟金やロイヤリティが必用になることは仕方ないと割り切っていました。
しかし、実際に開業してみると、「あれ、たったこれだけ?」と拍子抜けしました。高額な加盟金やロイヤリティ、研修費にホームページ管理費、広告協賛金など沢山費用は支払っていますが、相応の見返りはありませんでした。
修理の技術と言っても、正直なところパーツの交換ですので、トラブルシューティングなどのノウハウを知っていれば簡単にできます。
ホームページといっても、今では比較的簡単に安く制作できます。自分でつくることもできる時代です。
ロイヤリティも毎月支払っていますが、iPhoneの修理はやることが限られているので、特に毎月何かしらのサポートを受けている訳ではありません。
名前を貸してもらってはいますが、そもそもiPhoneの修理店で有名なブランド店は無く、名前で選ばれるようなものでもありません。
広告も全国の加盟店全体で出すために毎月取られてしまいますが、修理の依頼は地域の人しか来ないので、自分で広告を出したほうが的確に集客ができます。
パーツの仕入も運営本部からしか仕入ができません。理由は全店の品質維持のため、と言われていますが、本部はパーツの卸売りでも、私たちから利益を得ています。
しかも、もし売上が悪かったときでも本部は保証なんてしてくれません。経営者である私たちの責任となるのです。
そうです。私はフランチャイズに加盟せずにiPhone修理店を経営したらよかった!
と、このビジネスで一番後悔している部分です。
さっさと解約して自分のお店を持ちたい!そう考えましたが、契約期間の縛りがあります。また、解約すると違約金が取られてしまいます。
しかも、「解約後は、運営本部から得た情報を元に事業を行なってはならない」と契約書に記載がありました。これは、辞めたあとは同業でビジネスができないことになります。
ではどうすれば良かったのか、、、、一番の選択は、
iPhone修理ビジネスのノウハウだけ手に入れる
これができれば一番です。
高額の加盟金やロイヤリティは不要です。契約期間の縛りや解約の違約金などもありません。
また、自由にビジネスができるので、パーツの仕入やホームページの制作、広告なども自由にできます。自由に経営者が判断できてこそ、経営の魅力があります。
でもそんな簡単にノウハウだけ手に入れることができるのでしょうか、、、
少し探してみたところ、
「ノウハウを提供しているところがあったみたいです(汗)」
無料のメールセミナー形式になっているので、iPhone修理ビジネスの内容を確認して興味のある方のみにマニュアルを提供しているみたいです。