【重要】フランチャイズ加盟前に問題点を把握しておこう!

フランチャイズビジネスの問題

気になるフランチャイズがあり、実際に資料請求をして運営本部の紹介を見てみると良いことばかり書いていませんか?フランチャイズ運営企業も、加盟者を集めたいので自己アピールをするのは当然です。そこで気になるのは、フランチャイズの問題点ではないでしょうか。

  • 良いことばかり書いてあるけど、何か問題はないのかな、、、
  • こんなに良いことばかりだったら、みんな加入するはずだけどな、、、

過去にフランチャイズのデメリットに関しても取り上げていましたが、(参考記事 フランチャイズのデメリット)そこから発生する問題点を確認してみたいと思います。

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仕事時間、休日の問題点

フランチャイズに加盟し独立すると、仕事時間や休日は収入(売上)と大きく関係してきます。

収入が多ければオーナー自身の仕事時間を減らしたり、休日も多く取ることができます(社員やアルバイトでに任せる事ができるため)。一方、収入が低ければ仕事時間を増やさなければならず、休日も無いことだってありえます。

ワークライフバランスといわれていますが、そのバランスの調整は経営者が決めることですので、一見起業すると仕事とプライベートの両立ができそうなイメージかもしれませんが、売上が上がらす、仕事時間が増え、休日も取れないフランチャイズオーナーも多くいます。

いくら仕事時間が増えて、休みが取れなくても経営者は労働基準法は適用されません。長時間労働で体調を崩してしまうと、経営も成り立ちません。

収益が予測通りに進まない

フランチャイズに加盟する前に売上や今後の推移などの調査は行なわれます。過去の加盟者から予測したり、店舗を構えるビジネスであれば、立地調査を踏まえて売上予測が算出されます。

大抵は加盟する決め手として収益予測の利益部分を重要視されます。黒字で利益がしっかり出るのであれば、少々のフランチャイズに関しての悩みや迷い、不安は吹っ切れます。あくまでも予測ですので、その予測の根拠であったり、もし予測通りに進まなかった場合の改善方法などがあるのか確認が必用です。

人材の確保や人件費の問題

一人で仕事を運営できるフランチャイズもありますが、大抵は人を雇うかたちになります。経費となる人件費は当然ですが、加盟者側が雇い主となり支払います。社員やパート従業員を雇った上でどれくらいの利益が出るのか事前の調査もありますが、ビジネスを回してみないと正確な数値を計ることはできません。雇い入れるスタッフの能力によっても収益は大きく変わります。営業をしっかりと取ってくるスタッフばかりではありません。

優秀な人材を確保することも難しいくなってきました。地域によっては人手不足でアルバイトが集まらない事もあります。時給を上げて募集すると利益が圧迫されます。

人材教育や採用に関しても本部のサポートは様々です。完全に加盟者に任せるところもあれば、採用マニュアルが揃っているところも。人事のことも経営者となれば考えていかなければならないのです。

家族関係の問題点

家族総出でフランチャイズ経営を切り盛りするケースも多くあります。夫婦でビジネスを行なうことに問題がある訳ではありませんが、お店の形体によってはどちらかが店頭に出なければならないこともあります。

年中無休や24時間経営のお店だと、家族揃って休む事がなかなかできないため家族関係に不都合が発生する可能性があります。もちろん、家族で切磋琢磨して経営することで家族関係がより強くなるケースもありますが、長年ビジネスを行なうのであれば家族間での相談が必用不可欠です。

本部との関係

運営本部との間に上下関係が生まれる問題

運営企業はビジネスパートナーであり、お互いWIN WINの関係を築くことが理想です。しかし、本部から指導や教育を受ける過程で、本部が上の立場になり、加盟者が下の立場のような関係になってしまうこともあります。また本部の運営方針に従わなければならないため、このような上下関係が生まれることも。

上下の関係でビジネスが上手くいくこともありますが、不都合としては労働や利益の圧迫が運営本部からの圧力で行なわれる点です。利益を出すために長時間労働を強いられたり、本部が新しいシステムを開発したら、不要であったとしても各店舗は自費で導入を迫られ、利益を圧迫することも。

契約書に書いていないことは運営本部が主導権を握ることが多いため、半強制的に命じられることもあります。上下関係ではなくパートナーとして本部の運営と向き合って行かなければなりません。

スーパーバイザー(SV)

本部との架け橋になるスーパーバイザーですが、必ずしも能力が高いとはいえません。フランチャイズに加盟して10年以上経つ経営者と、まだ入社して半年のSVと比べると経営者のほうが運営本部や扱っている商品サービスについてよく理解している事もあります。

また、能力にもばらつきがあり、頼りがいがないSVが付くケースもあります。本部がSVの教育を徹底できているのかが重要になりますが、なかなかフランチャイズを選ぶ際にそこまで重要視する人は少ないため、加盟してからSVの頼りなさに気づくことが多いようです。

収益が減少したとき

売上が下がり満足のいく収入が得られなかったときに運営本部のサポートはどこまであるものでしょうか。運営企業によってはサポートが不足していることもあります。

実際は加盟者が経営者となるため、売上が下がっても責任は経営者となります。しかし、事前の売上予測や調査と乖離が大幅にあるのであれば、運営本部も原因を追求し改善しなければならないはずですが、そのサポートが満足いくものであるかはその時にならないと分からない事も。売上が下がったときの対策なども事前に本部に確認しておく必用があります。

加盟店としての制限がある

収入が減少してしまい、運営本部にサポートをお願いしても解決策がほとんどないなら、独自で策を考えて新しくプロモーションしたり、新商品を扱いたいところです。しかしフランチャイズに加盟していると自由にビジネスができないケースがあります。

飲食店のフランチャイズに加盟していると、メニューはすべて本部に従わなければなりません。勝手に新しいメニューを追加したり、価格を変更したりすることはできません。

フランチャイズによっては、比較的自由にできるところもありますので、その辺りもしっかり確認をしておく必用があります。

契約解除の問題点

途中解約の問題

契約期間を満了せずに途中で解約となると必ず違約金が発生します。高額になっていることも多く、お店を出している場合は撤去費用の問題もあります。解約の仕方によっては損害賠償の問題が発生するケースもあります。必ず加盟前に詳細を確認しておきましょう。

守秘義務、同業種での起業の制限

ビジネスのノウハウを享受した後は何でも自由にノウハウを使ってよい訳ではありません。当然ながら、守秘義務があり外部に提供したり、情報を漏らしてはいけないのです。

また契約期間終了後、加盟店では無くなった後はそのビジネスを続けていく事ができないケースもあります。同業種での再起業にも制限がありせっかく身に付けた技術で再出発できないこともあります。この点も必ず加盟前に確認をしておきましょう。

問題点のまとめ

いくつか問題点を取り上げましたが、加入するフランチャイズによって状況は様々です。大手フランチャイズチェーン店はそのような問題点の対策を持っているケースが多く安心して加盟してもらえるように取り組んでいます。但し、それでも問題が無い訳ではありません。必ず運営本部の担当者と相談をし、問題の解決に向けて相談し納得した上で加盟するようにしましょう。

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